JT「医薬総合研究所」関連


 
JT「医薬総合研究所」研究員による放射性同位元素散布事故 2000年12月20日発生

 
発ガン物質下水たれ流し事故および事故隠し 2001年 9月 6日発覚

 「日本専売公社」から民営化した「日本たばこ産業梶v(JT)は、多角経営の一環として医薬事業に乗りだし、その中核研究施設として「医薬総合研究所」(註)を大阪府高槻市に建設する計画を打ち出しました。場所は、JR高槻駅から北西約700mのところにある煙草工場の跡地で、周辺は駅前商店街、小学校、住宅密集地が隣接しています。
 89年から91年にかけて、反対運動は大きく盛り上がり、計画中止を求める緊急署名には周辺住民だけで約7400名もの署名が集まり、住民の大半が「研究所」建設に反対であることが明らかになりました。しかし、91年9月、JTは住民の合意なしに強行着工し、93年9月、ついに開所しました。
 反対運動のなかで一番問題になったのは、住民が求める情報をほとんど公開しないJTの企業姿勢でした。特に、安全性に関することは納得のいくまで説明をしてほしいという当然の要求に対して、企業秘密を理由にことごとく拒否してきました。
 情報公開をめぐっては、研究所の建築確認申請時の設計図書の公開を求めて、住民が訴訟を起こしています。                       ⇒高槻JT情報公開訴訟ニュース

 
[註]日本たばこ産業(株)「医薬総合研究所」
    敷地面積 63759u   建築面積 15392u   延床面積 37508u
    市との安全協定により、遺伝子組換え実験はP3レベルまで、
    取り扱える病原体は生菌でクラス2Bまで

 <JT「医薬総合研究所」周辺の様子>                            
(写真jt-syuhen1)

 

 

 

 

(写真jt-syuhen2)