いきいき日誌 

1/31 (木) 小泉首相は説明責任を果たすべき!
 
 田中外務大臣更迭は許せないと小泉内閣の支持率は急降下しています。昨日は、私をK党の議員と誤解されて、「もっと野党がしっかりせい。これから国会の質問順番がまわってくるだろうが、国民は外相更迭は許せないと心底怒っていると上にあげてほしい」と抗議のお電話いただきました。人に会えば話題はこのことでもちきりです。いかにみんなが怒っていることか。3人を表舞台から消せばそれでことが済むと首相はお考えのようですが、何も事実は明らかになっていません。言った言わないではなく、NGOと鈴木議員の関係について、私たちに納得のいく説明が必要です。NGOと役所はどういう関係にあるべきか、官と政のありかたなど、大きな問題をはらんでいます。事実関係を徹底的に明らかにせぬままのこんな幕引きを誰が許すものですか!

 29日(火)は午前中、男女共同参画審議会を傍聴しました。傍聴者は8名、初めて傍聴された方は、審議会委員の審議を聞いていて、とても勉強になったと感想を述べておられました。あと1回審議し、学識経験者を中心に起草委員会(6名)をつくり、計画の中間答申をまとめられる予定です。

 午後は、大阪高等裁判所に行きました。傍聴席がびっしりうまっているなかで、まずアカデミックハラスメントで奈良県、奈良県立大学医学部教授を訴えている私の友人の原告Oさんへの判決は勝訴判決!ただ損害賠償額は大幅に減額されており、納得のいかないOさんは、最高裁へ上告の予定です。
 続いてJTバイオ施設情報公開訴訟の第1回口頭弁論では、裁判長は、新たな原告申請の証人調べには慎重な姿勢をみせています。次回は4月9日(火)午後1時半からで、証人調べを行うかどうかが決まります。

 

1/26 (土) 審議会答申を尊重しない府条例案

 今朝の朝刊には、「大阪府男女共同参画推進条例案骨子」に対して、条例案を答申した審議会委員が意見書を提出したことが報じられています。条例案骨子についてのパブリックコメントの締切が昨日でしたが、私もメンバーの「高槻ジェンダー研究ネットワーク」でも13項目にわたり、意見を提出しました。「条例の名称を男女平等推進条例にする」「間接差別の禁止を条文化する」「女性の人権保障にために権利救済機関として苦情処理機関を設置すべき」「前文は重要で、女子差別撤廃条約や基本法のこと及び大阪の独自性を盛り込む」「性と生殖に関する健康と権利を明記する」「用語はあいまいであってはならず、積極的格差是正措置という言葉を使うべき」などです。男女共同参画社会基本法を受け、都道府県レベルでは20番目の条例であるにもかかわらず、府独自の施策がまったく盛り込まれていませんし、前ノック府知事のわいせつ事件の反省をふまえ、女性の人権を保障しようという積極的姿勢はどこにもありません。太田知事は、今回提出された府民意見や審議会答申を尊重した条例案に変更すべきです。

 昨日(25日)は午前中環境審議会でした。環境基本計画に数値目標を盛り込むかどうかでこの間議論をし続け、市民・事業者・行政で策定することになる「ローカルアジェンダ」での数値目標を「環境基本計画」の数値目標と読み込むことで、ようやく合意に達しました。まもなく審議会会長より答申が市長にだされ、環境基本計画が策定され、3月議会中には明らかになる予定です。92年のリオデジャネイロでの地球サミット以来、高槻市も国際協調で環境施策をと提言しつづけてきましたが、これで、環境基本条例、環境基本計画、市役所の率先実行計画、グリーン購入の推進などの施策がそろうことになり、ほっとしています。次の課題は2002年度予定の市民・事業者・行政の協働による、「ローカルアジェンダ」(地域行動計画)策定です。

 皆さんのご協力で、議会リポート「わさび通信」の発送が終了しました。今日からは戸別配布の予定でしたが、午後から雨になり中止に、また配布予定が遅れそうです。雨はつらい!でも、通信が届くと早速お電話を下さる方があり、読んでいただいていることがわかり、とてもうれしく、励みになります。

 

1/23 (水) 議会リポート発送中!
 
 今日から議会リポート「わさび通信」の発送が始まりました。同封する住民自治の会のニュースや掲示板のチラシなどそれぞれ3つ折にして封筒につめます。ワイワイガヤガヤおしゃべりしながらの発送作業、今日も遠くは兵庫県からも参加してくださいました。都合のいい時間、入れ替わり立ち代り来て下さり、今日はずいぶんはかどりました。3日がかりで発送が終れば、いよいよ週末から戸別配布です。昼間はなかなか時間がとれず、この配布は夜になることが多く、厳寒の夜の配布は格別です。がんばります!

 昨夜(22日)は、子ども政策フォーラムに参加、川西市子ども人権オンブズ・パーソン制度について、伺いました。制度発足3年、着実に効果が上がっているようです。子どもの権利保障のために総合的な施策展開の必要性をあらためて感じました。

 21日(月)は午後、大阪府男女共同参画推進条例案骨子について、大阪府議会議員の方との懇談会に参加しました。女性議員と、この条例案を審議する教育文化常任委員会の方に案内をされたのですが、出てきて下さったのは5人の女性議員の方のみ。先約がある等の欠席のお返事があった議員もありましたが、なしのつぶての議員もおられたようで、残念です。一人2分という枠で、府議の皆さんに意見を述べましたが、こういう機会をもっと早く持つべきだったとY府議からの指摘もあり、ロビー活動の重要性を痛感しました。
  この骨子ついては25日まで府民意見募集が行われており、それを受け、正式の条例案が2月上旬出されます。都道府県レベルでは20番目の条例とのこと、ここまで遅くなったのは前ノック府知事のわいせつ事件が大きな1因です。女性の人権を大阪府はここまで大切にしているという先進的な条例を期待しているのですが・・・。

 19日(土)は午後「身近な環境への取り組み事例発表会」に参加しました。市環境保全課主催で、市内3小学校、2中学、大人2団体、計7つの事例の発表を聞かせていただきましたが、芥川や今城塚、魚、タンポポ、酸性雨の観察など、それぞれ発表方法もユニークで、楽しい発表会でした。以前参加した豊中環境市民会議の集まりでも、事業者や市民の事例発表はとても参考になりましたが、環境について何か取り組みたいと考えている人や、現在取り組んでいる人にも、事例発表はヒントを与えてくれます。また、来年度の報告会を期待しています。

 上の息子もようやく20歳になりました。議員になるまでの10年間は専業主婦でしたが、3人息子の子育てのなかで、私が子どもの頃「女の子だから」といってさせてもらえなかった魚釣りやセミとりなど、たっぷり楽しみました。夏の夕方、地面に出てきたアブラゼミやクマゼミの幼虫を捕まえてきて、自宅の網戸で脱皮して成虫になるのを観察しましたし。モンシロチョウにアゲハチョウもですが、ジャコウアゲハという珍しい蝶々も卵から孵しました。春には、子どもに散歩と称して、関西タンポポを捜しまわったこともあります。ツクシはJT医薬研究所ができる前、その敷地の中に群生しているところがありました。隣家にはツバメの巣があり、さえずるヒナにえさを与える様子はいくら見ていてもあきませんでした。夏は朝顔屋敷といわれるぐらい西日よけに朝顔を植え、酸性雨による脱色状況を観察しました。朝顔の品種や色によって反応が違うことや、降り始めの雨が一番汚れていることもわかりました。蚕も飼い、繭から絹糸をとったこともあります。体を使い実際体験した喜びや驚き、感動は生涯忘れることはできません。子どもが大きくなり、また議員という仕事をしていて最近は自然とのふれあいが少なくなってきました。いきいきした事例発表を聞いていて、自然と向き合う中での、あの「発見」の感動をもう一度味わいたくなってきました。

 

1/16 (水) 3月議会日程案がきまりました

 今日は午前中、議会運営委員会を傍聴しました。3月議会の日程案が内定しましたので、市議会速報に掲載しました。

 昨日(15日)は午後、環境審議会でした。答申案に対する各委員から意見が出されました。大きな議論の一つは、環境目標に数値(目標値)を入れるかどうかについてでした。各地の基本計画や他の行政計画でも、効果的に推進するために、また進捗状況の点検のためにも目標値を入れる流れになっていると思うのですが・・・。25日に最後の審議会を開き、答申案をまとめる予定です。

 

1/14 (月) 成人祭を考える

 今日は午前中、市民会館大ホールで開かれた成人祭に出席しました。祝賀セレモニーとして、高槻太鼓でオープニング、国歌、市歌斉唱、市民憲章朗読のあと、新成人3人による市長、教育委員長、議長へのインタビュー、来賓紹介、新成人の決意の言葉があり、その後は記念抽選会がありました。景品は1等MDコンポ、2等デジタルカメラ、3等プレイステーション2、4等折りたたみ自転車2台、Wチャンスの景品もありました。
 会場に入っている成人のかたは記念品が当たるのがお目当てだったのか、はずれがわかると次々と会場を出て行き、最後まで残ったのはほんのわずかの人たちでした。
 全国各地で成人式のあり方が問われているようですが、1時間半のセレモニーと抽選会が新成人の心に何を残したのだろうかと、考えさせられました。成人になったのは約4000人、うち約2000人が成人祭に参加したようですが、単なる友人との久々の出会いの場なら、もうセレモニーは必要ないのかもしれません。

 午後は、ドーンセンターで開かれた大阪府男女共同参画推進条例案を考えるシンポジウムに参加しました。府条例は審議会での審議をふまえたものになっておらず、先行都道府県の条例に比べ、骨抜きといっていいような案です。数少ない女性知事の一人である太田知事は、本当にこの条例案で満足されているのでしょうか。ノック知事辞職の後を受けてだけに、太田知事の女性施策に期待していた女性も多かったと思うのですが。条例案は2月からの府議会で審議されるようですが、1月25日までの府民意見募集にできるだけ意見を出さなければなりません。

 1月12日(土)、市政報告会は無事終了しました。今年もがんばって下さいとの激励をいただき、心強い限りです。いかにして皆さんに12月議会での議論をお伝えするか、今回はA4版20ページの資料を作成して、報告させていただきました。現在、議会リポート「わさび通信」作成中です。今週中にはなんとか完成予定で、来週から、発送、配布の予定です。

 

1/11 (木) 環境大賞受賞、おめでとう!

 友人の山中由紀さん(大阪市立大学経済学部大学院生)が、環境GOO大賞2001を受賞されました。受賞対象になったのは「生命・環境系のドキュメント番組の週刊予報」
http://homepage2.nifty.com/yukidon/)です。「番組予報」では、毎週放映される生命・環境系のテレビ番組が洩れなくチェックされています。見逃した番組の再放送がチェックできますし、意外な番組との出会いもあって、忙しい人にはお薦めです。ぜひ、一度訪問してください。メールマガジンも発行されています。

 また山中さんは、木野茂さん(大阪市大理学部講師)との共著で、『新・水俣まんんだら−チッソ水俣病関西訴訟の患者たち』(緑風出版2800円)を昨年末に出版されました。国や熊本県の責任を問いつづける関西水俣訴訟の患者さんたちの聞き書きです。昨年4月の大阪高裁で勝訴判決を勝ち取った原告の患者さんたちのさまざまな思いが綴られています。ぜひ、ご一読ください。

 木野さんも山中さんも古くからの友人で、こつこつと時間をかけての取り組みが評価されることは私も大いに励みになります。

 

1/8 (火) 今年もよろしくお願いします!

 2002年が始まりました。
 底の見えない不景気に、経済、金融、雇用の不安は高まる一方です。また同時多発テロ以来、アメリカのアフガニスタンへの報復攻撃が続き、2002年は不安と混乱の中でのスタートでした。「おめでとう」とはとても言えない気分で新年を迎えたのは私だけではなかったようです。いたただいた年賀状にも、今年こそはいい年にと多くの方が祈りをこめて書いておられました。
 しかし、今年はより一層厳しい年になるのではと私は感じています。経済や政治のありようは、地方行政や私たち市民の生活にもたちまち大きな影響を与えます。国、地方自治体あげての財政危機は、医療や福祉、年金など社会保障の切捨てにつながりかねません。また憲法調査会での議論を始め、憲法9条をないがしろにする動きも続いています。
 このような厳しいときこそ、何よりも大切なのは市民のネットワークです。
 3期目任期の残されたこの1年、生活者の視点で、草の根市民の声がまちづくりに反映できるよう、パワー全開でがんばる決意です。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 なお、高槻市議会議員は、申し合わせで、選挙区の皆さんへの年賀状は自筆の答礼しか出せないことになっています。今年も慣れない筆で答礼を書くのに時間を要し、1月6日ようやく投函を終えました。ごあいさついただいた皆様にはお返事が遅くなりました。

 新年早々、パソコンが不調になり、今日ようやく回復し、アップデートできました。、IT時代を生きる政治家として、今年もまたパソコンとの格闘が続きます。

 子ども政策フォーラムの案内(主催・子ども情報研究センター)をインフォメーションに掲載しました。3回シリーズの学習会ですが、子どもの権利条約をいかに地域で具体化するか、先進的な国内の取り組みや国際的な取り組みの報告が続きます。貴重な学習会です。ぜひご参加下さい。

 

12月

12/28 (金) 環境審・次回は答申案の検討です
12/25 (火) 市政報告会は1月12日です!
12/19 (水) 不正に甘い高槻市
12/15 (土) 議員の政治倫理、説明責任とは
12/12 (水) 12月議会一般質問は15人です
12/03 (月) ロシアとの交渉に入る前に市の負担額を明らかに!

*詳しいお問い合わせは、二木洋子事務所まで。 E-メール wasabi@osk3.3web.ne.jp