いきいき日誌

 

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8月31日 (水)   告示日

今日は9月議会の告示日、分厚い議案書をいただきました。9月議会に提案された議案は計36件です。人事案件2、契約案件2、2010年度決算認定等15、条例改正6、都市公園の区域決定1、(仮称)八丁畷地区防災公園に関する直接施行の同意1、道路線認定等1、町の区域変更1、2011年度補正予算案件7 です。

昨日、今日と、無所属議員6名で、議案説明を受けました。各議員の質問も勉強になります。この1週間、質疑準備でがんばります!!!
なお、議案概要は、9月2日(金)の議会運営委員会後に、市のHPに掲載されますが、安満遺跡芝生公園整備に関する議案も、提案されていました。どのような内容の議案かは、明日、ご報告します。

大型で強い台風12号が近づいてきました。大阪は避けられると思っていましたが、今日の予報では、紀伊半島直撃かと言われています。大きな被害が出ないことを祈るのみです。


8月30日 (火)   明日は告示日

午前10時から、無所属議員6名で打ち合わせをしました。議会あり方検討会に提出する検討項目の調整などです。正午が提出期限でしたが、なんとかまとめて提出しました。

明日31日(水)は、いよいよ9月議会の告示日です。2010年度の一般会計決算などの分厚い議案書をいただきます。しばらくは、議案調査に集中します。事務所を留守にすることが多くなりますが、ご容赦ください。がんばります!


8月28日 (日)   家事の一日

久々に自宅で家事に精をだしました。31日は9月議会の告示日です。議案書をいただくと、議案調査に集中しなければなりません。議会開会に備える日々です。


8月26日 (金)   障害福祉計画

午前9時から無所属議員6名で会議、議会あり方検討会に提案する検討項目について議論をしました。締め切りは30日です。もう一度、調整の予定です。

午前10時から障害福祉専門分科会が開かれ、傍聴しました。第2期障害福祉計画の2010年度実績報告及び第3期計画策定スケジュールの説明がありました。
なお、国の障害者制度改革のための法整備が進められており、担当課からその進捗状況は法の概要についての説明もありました。委員からは問題点も指摘されていました。

午後4時からは、教育委員会定例会を傍聴しました。案件は5件でしたが、うち3件は9月議会定例会に提案される教育委員会関係の議案原案の承認でした。なかでも、教育委員会事務「点検・評価」表の審議に時間がかけられていました。

夜6時からはWIBで、JR高槻駅南口で、平和のメッセージを持って立ちました。少し遅れての参加で、わずかの時間でしたが、継続は力なりで、訴え続けます。


8月25日 (木)   建替え懇話会

午前10時から市民会館建て替え懇話会が開かれました。委員は10人、うち公募市民の方はお2人です。会長に宮原保男さん(文化団体協議会会長)を選出、昨年策定された基本構想の説明がありました。質問や意見が出されたあと、今後の基本計画策定までのスケジュールを確認して、第1回懇話会は終了しました。次回は11月の予定ですが、それまでの間、活動団体のヒアリングが行われます。また、来年度の基本計画策定までに、シンポジウム、中間報告、パブリックコメントなど、市民や議会の意見反映の場もきちんと保障されていました。
この1年、議会選出の委員として、市の文化行政の在り方についての審議に関わらせていただきます。委員の皆さんは、文化創造の立場の方が多いのですが、私は鑑賞側です。いい施設ができるように、しっかり勉強をさせていただきます。


8月22日 (月)   資料整理

今夏は多忙を極めました。来週はもう9月議会の告示日となります。焦る気持ちを押さえながら、今日は、事務所で資料整理に追われました。ここのところ涼しい日が続きましたが、また猛暑がぶり返すようです。健康には気を付けて、今週もがんばります!


8月21日 (日)   市政報告会

午後2時から、6月議会の市政報告会を開きました。今回は、「安満遺跡芝生公園整備について」にしぼり、8月5日の史跡整備等特別委員会の資料(市の基本構想・中間報告も含む)を使って、詳しく報告させていただきました。

安満遺跡芝生公園整備については、これまで、大きな建築物をつくるような説明はありませんでした。それがここにきて、突然の基本構想で3案(スポーツ系、文化・芸術系、自然系)が示され、3案とも施設建設が入っているのです。スポーツ系では、サッカー場も入っていました。
市の動きとは別ですが、一方で、ガンバ大阪は、昨年(2010年3月)から、「みんなの寄付金でつくる初のスタジアム」をめざした活動を始めておられ、ガンバ大阪高槻後援会外4団体で、このスタジアムを高槻にという署名運動を展開されています。スタジアムの場所は、「安満遺跡など高槻の貴重な史跡を残しながら実現していきたい」とその趣意書には書かれています。
高槻市にとって、中心市街地に残る貴重な緑の空間である京大農場跡地をどのように整備するのか、これは、市の歴史に残る大きな事業です。事業費も含めて、市民参加での十分な議論が必要です。
天候が悪い中、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。貴重なご意見もいろいろ伺え、さらに調査をすすめます。


8月20日 (土)   市財政分析

午後2時から、学習会「わがまち高槻市のお財布事情を考える」が開かれ、参加しました。主催は市財政を分析する市民の会、2年間の学習の総まとめとして、冊子を発刊しましたが、その報告会でした。メンバーの一員として指導して下さった初村尤而さん(社団法人自治体問題研究社研究員)が、高槻市の財政の特長を話してくださり、各メンバーも、実際にデータ入力をしてどのように感じたのかの報告をしました。
今日は他市町からの参加者もあり、質問などを通じて、また一歩、「市財政」が身近になりました。先生のご都合がつけば、あと数回、今度は「財政」そのものについての学習をすることになりました。
財政にまったく素人の市民がここまでたどりつけたのも、初村先生のおかげです。私も、2年間参加させていただきました。ほんとうにありがとうございました。


8月19日 (金)   福島原発事故

午後1時半から、講演会『福島原発事故について』が開かれ、参加しました。主催は高槻退職教職員9条の会、講師は海老沢徹さん(元京大原子炉実験所助教授)でした。
原子炉の発熱と冷却、放射能と閉じ込め、福島原発事故の原因・経過・現状、事故収束の困難性(破損燃料の改修の必要があり、チェルノブイリのような石棺方式はあり得ない)、放射線の性質とその危険性、線量限度と放射能汚染、原子力損害賠償法や成立したばかりの原子力損害賠償支援機構法、原発賠償中間指針の問題点などを、分かりやすく話してくださいました。
質疑の時間では、次から次へと質問が続きましたが、参加者の誰しもが、一刻も早く原発を停めなければという思いに駆られた講演会でした。
退職教職員9条の会の方々は、「戦争のない世の中をめざして」と、地道な活動を続けておられます。私より少し上の世代の皆さんのひたむきな活動に、ほんとうに頭が下がります。

なお、海老沢さんは伊方原発行政訴訟の原告住民の証人で、有名な反原発を訴える専門家、京大の熊取6人組のお一人です。伊方原発行政訴訟というのは、内閣総理大臣が「伊方原発は安全だから設置を認可する」とした許可処分に対し、「総理大臣の安全審査はずさんだから許可処分を取り消すべき」という裁判です。1973年に裁判が始まりました。そして、裁判では、原発の安全論争が繰り広げられました。原子力村に組みしない原子力の専門家がスクラムを組んで、国相手に安全論争を繰り広げたのです。私はこの裁判の弁護団事務局にいて、原発がいかいに危険なものかを学びました。海老沢さんをはじめ、小出裕章さんや今中哲二さんもこの裁判の証人として、証言をされています。
当時はワープロもない時代で、弁護士や科学者の手書きの原稿を、裁判所に提出するために、和文タイプで打ち直すのが私の仕事でした。原本、副本、控えの3部をつくるため、カーボン紙を挟んで3枚打つのですが、あまり間違うと訂正印だらけの書面になるため、何度も何度も打ちかえました。松山地裁へ提出する最終準備書面を仕上げるときは、一睡もせずに、タイプを打ち続け、なんとか法廷に間に合わすことができました。
1970年代から原発の危険性は指摘されていたのです。警鐘を鳴らし続けたにもかかわらず、今回の深刻な事態が起こりました。ほんとうにつらい現実に、稼働中の原発も一刻も早く停めるべきです。
今日は、講演会終了後、久々に海老沢さんに2点気になっていた点について、ご教示いただきました。熊取6人組の科学者としての真摯な生き方に、私も政治家として誠実に生きなければと心しています。



8月18日 (木)   市民会館建替え

老朽化した市民会館は建替え予定で、基本計画策定のため、今年度、建て替え懇話会で議論を進めます。段野議員と私はこの懇話会の議会選出委員です。今日は午前中、二人で、市民会館の現状を視察しました。客席や会議室など利用者として日頃使う場所だけでなく、舞台裏や音響施設等の演ずる側にとって重要なスペースや機器類も見せていただきました。あらためて、バリアフリー対応ができていない施設であることと、演ずる側にとっても窮屈な施設であることなど、現状では、とても改修では対応ができないことがよくわかりました。暑い中、ご案内くださった関係者の皆様、ありがとうございました。
8月25日から懇話会での審議が始まります。高槻市の文化振興施策の要ともなるのが市民会館(条例上は文化会館)です。こらからの市の文化施策の在り方も含め、しっかり勉強をさせていただきます。


8月17日 (水)   酷暑

通信をお届けして、皆さんから激励のメールやお手紙、FAXをいただいています。また、体調も気遣っていただき、ほんとうにありがとうございます。
この夏は、いまだに休む時間が取れず、あわただしく仕事に追われる毎日です。この日誌も、しばらく書くことができませんでしたが、ご容赦ください。少し落ち着きを取り戻しましたので、また、毎日更新でがんばります!
ここにきて酷暑が続いていますが、皆さんもお体にはくれぐれもご自愛ください。


8月11日 (木)   教育基本条例

昨日の毎日新聞夕刊1面記事を見て、びっくりしました。「教育に政治関与明示 全高校校長公募、採用権付与」と見出しにあり、橋下知事率いる大阪維新の会が、9月定例府議会で、教育委員会制度を大幅に変える「教育基本条例案」を提案するというのです。
現在の教育委員会制度は、軍国主義のもとで、教育が政治に支配されてきた反省から、政治からの中立を理念として成り立っています。新聞報道にある「条例案」は、教育を政治の支配下に置こうとするもので、とうてい納得できるものではありません。
維新の会は過半数をしめているため、提案されれば可決される可能性が高くなっています。教育委員会制度を変えるということは重大な問題ですが、これを府知事が提案するなら府のパブリックコメント制度対象であり、府民意見を聞く必要があります。しかし、府議会の維新の会議員団の提案なら、府民意見を聞かなくても提案できます。6月府議会で、「君が代起立強制条例」を維新の会議員団が提案、十分な審議を尽くさず強行採決、可決したのと同じように、シャンシャンシャンで可決できるのです。大阪府議会は民主主義が保障されなくなりました。まさにファシズム到来です。
橋下知事は、ある時は府知事という行政のトップとして議案を提案し、あるときは地域政党の代表であることから、この地域政党「維新の会」提案として、条例を短時間で成立させるというやり方をこれからも駆使するのでしょう。本来、議会の役割は何なのか、行政のチェック機関ではないのか、維新の会の皆さんに、立ち止まってぜひ考えていただきたいです。


8月10日 (水)   議会あり方検討

午前10時から「議会あり方検討会」(第1回)が開かれ、出席しました。メンバー構成は10名、座長は副議長の奥田美智子議員、副座長は岩為俊議員です。今後の検討項目について、各会派で話し合ってくることになりました。私も無所属6名の代表として、メンバーです。がんばります!

午後からは、ごみ問題学習会でした。会場は吹田市、テーマは可燃ごみの収集運搬委託費についてでした。自治体によりこんなにまで違うのかと、驚きの連続でした。

昨年に比べ過ごしやすい夏だと思っていましたら、ここにきてすさまじい猛暑です。皆さんもご自愛ください。


8月8日 (月)   子どもを守る!

福島第一原発事故後まもなく5か月になろうとしています。事故の収束のめどはつかないうえ、7万人の方が故郷を離れたままで、汚染は深刻になっています。
7月27日(水)に衆議院厚生労働委員会で、児玉龍彦さん(東京大アイソトープ総合センター長)が、国の対策、国会の無策を厳しく批判されました。児玉さんは、ガン治療の内科医で内部被ばくの専門家です。東大として南相馬市の測定、除染にかかわっておられます。福島第一原発の事故で、広島原発20個分の放射性物質がばらまかれ、そのうえ、原爆に比べ原発は残存放射能が長いということを指摘され、子どもを守るため、食品、土壌、水の徹底した測定をすべき、土壌の除染対策をすべき、と、満身の怒りで、激しく訴えられています。ぜひ、ご覧ください。

児玉龍彦さん証言・衆議院厚生労働委員会(2011年7月27日)

児玉龍彦さんへの質疑・衆議院厚生労働委員会(2011年7月27日)

なお、今日の東京新聞にも、児玉さんへのインタビューが掲載されています。
東日本大震災:福島第1原発事故 放射線、測定・除染を急げ 児玉龍彦氏に聞く


8月7日 (日)   議員のHP

「いきいき日誌を読んでますよ」と、この間、よくお声かけいただきます。ありがとうございます。ツイッターやフェイスブックをされている議員もおられますが、私は、今のところ、夜、パソコン前に座ってこの日記を書くことで精一杯です。この日記を書くことは、議員としてどのような活動をしているのか説明責任を果たすためですし、一日の整理にもなり、自分の考えをまとめる場にもなっています。
夜に書いて、朝読み返すと、漢字が間違っていたり、文章がおかしかったりして、あわてて直す場合もあります。お気づきのことがありましたら、ぜひご連絡をお願いします。
なお、議員のホームページについては、全国議員サイトで勉強をさせていただいています。


8月6日 (土)   緊急福島報告

今日は、広島被曝66年忌でした。原爆投下の8時15分、私も黙祷をしながら、核廃絶、原発停止を祈りました。

午後2時から、福島原発・被災地現状緊急報告会が開かれ、参加しました。主催は「憲法をかってにさせない会」、講師は山本健治さんでした。山本さんは、この間、何度も被災地へボランティアとして行かれ、その体験や7月18日に開かれた福島での廃炉アクション集会での様子などをもとに、現地の状況についてていねいに話されました。
「なでしこ世界一を利用する政府への現地の人の怒り」「原発事故収束STEP1の完了を誰も信じていない」「情報操作をする政府・東電、それを垂れ流すマスコミへの大きな不信感」「4か月が過ぎた今も続く、避難所での悲惨な生活」「政府の無策と東電の無責任が生活を破壊し、絶望感に苛まれている多くの住民」「震災被災地、原発災害地元を孤立させない」など、山本さんの講演を聴きながら現地の状況を思うと、いたたまれませんでした。
講演の後、会場からは、「マスコミが真実を伝えないことへの怒り」「現地のことをもっと知りたい」「菅政権の復興支援策でいいのか」「大阪で私たちは何をすればいいのか」など、活発に意見が出されていました。今こそなんとかして原発を停止させなければという思いは、参加者の共通のものでした。
なお、会場で、高槻の環境放射能を知りたい、市は測定しているのかという質問がありました。市は測定していません。そのため、私たちで近々に測定器を購入、自主的に測定の予定です。

今日は高槻祭り初日でした。夕方、桃園小学校会場へ行き、童心に帰り、金魚すくいなど楽しんできました。お小遣いを握りしめてお店に並ぶ子どもたちの熱いまなざしは、いつの時代も変わらないものです。雨が降らず幸いでしたが、猛暑の中、準備に奔走された関係者の皆様、ほんとうにご苦労様です。


8月5日 (金)   中間報告

午前10時から史跡整備等特別委員会が開かれ、傍聴しました。案件は、安満遺跡芝生公園等の整備についてでした。
委員会では、この間の経過や今後の取り組み(公園整備、京大農場移転、スケジュール)、安満遺跡芝生公園等の整備に向けた基本構想(中間報告)(整備構想庁内推進委員会策定)についての報告が25分にわたり、行われました。その後、全委員から発言がありました。

安満遺跡芝生公園のエリアは、京大農場とその北側にあるすでに史跡指定されていた場所です。
初めて明らかにされた中間報告では、公園のコンセプトを「100万人の劇場公園」としていました。
この「100万人劇場公園」の実現のため、安全・安心のまちづくりを推進する「防災公園」、貴重な史跡安満遺跡としての「史跡公園」、さらには高槻ブランドを強く印象づける「シンボル空間」の整備を行うとしています。
そして、「防災公園」「史跡公園」として整備するために、公園は5つのゾーニング(エントランス、賑わい、交流、歴史学習、歴史体験)にわけられています。さらに「シンボル空間」としての整備のために、3つの案(@スポーツ・健康、A芸術・文化、B環境・農業)が示されていました。3案の違いを一言で言うなら、賑わいゾーン及び交流ゾーンにどのような建物を建設するのかです。賑わいゾーンに、@ではスポーツ施設(サッカー場、野球場、テニス場等)、Aではアート&ミュージックビレッジ、スタジオ、ギャラリー、工房等、Bではファーマーズガレリア(市場、工房、地場産品ショップ、植物園等)があげられています。また、交流ゾーン、地域への波及効果なども3案ごとにあげられています。

この賑わいゾーン及び交流ゾーンは、安満遺跡芝生公園のうち、文化庁から史跡指定を受けていないエリアで、整備は、UR(都市再生機構)の防災公園街区整備事業で行います。つまり、いったんURが京大から土地を買い取り、整備して、のちに高槻市が買い取るという手法です。また、他の3ゾーンは、文化庁の史跡指定を受けているエリアですので、直接高槻市が国庫補助を受けながら土地を購入、整備することになります。京大だけでなく地権者の方も多数おられ、買収にはかなりの時間がかかると考えられます。
つまり、広い安満遺跡芝生公園は、史跡指定を受けているか受けていないかにより、整備手法が異なり、この賑わい及び交流ゾーンに関する議案のみ、9月議会で先行して提案するというのです。

委員からは、「中間報告がつくられるまでの手続きの不透明さ」「ガンバ大阪との接触について」「安満遺跡の重要性」「9月議会で提案される議案の審議はどの常任委員会か」「緑の空間整備を考えるべき」「3案の事業費の提示もないままでは審議ができない」「時間をかけて議論を」「100万人の劇場公園の根拠」「地域防災計画との整合性」「周辺道路の整備をどにように考えているか」「地域住民、市民の意見反映が必要」「慎重な審議を」など、厳しい意見が続きました。

市が初めて示した中間報告は、A4版10ページで、あまりの簡易な内容に、私も正直驚きました。そもそも、「100万人劇場公園」というコンセプトはどこからきたのでしょう。「劇場公園」という言葉自体、初めて聞く言葉で、演劇の場の公園かと思いました。こんなあいまいな言葉を使っていいのでしょうか。また、100万人の人が来られることをめざしての公園整備が市民にのぞまれているのでしょうか。コンセプトも全く理解できませんし、9月議会に防災公園街区整備事業に関する議案を提案するというスケジュールには、とうてい納得できませんでした。

高槻市の一大プロジェクトです。委員の皆さんからご指摘があったように、事業概算も示し、市民の皆さんとも十分な議論をし、少なくとも、公園のコンセプト、ゾーニングが合意されたうえで、議案は提案すべきではないでしょうか。
庁内職員だけでつくった中間報告のみをもとに議会で議決してしまうと、もう、コンセプトもゾーニングも考え直すことができなくなります。今後、基本構想策定の外部委員会を設置するとしていますが、コンセプトもゾーニングも議論できない外部委員会は何のためなのか、これも大問題です。後世に残る公園整備のため、今一番必要なのは、コンセプトやゾーニングについての徹底した議論です。


8月4日 (木)   教科書採択

午前10時から教育委員会定例会が開かれ、傍聴しました。案件は高槻市立中学校で来年度から使用する教科書の採択(各科目ごとに出版社を決める)についてでした。
傍聴希望者は31名、傍聴定員は15名ですので、2倍の競争率でした。9時55分から抽選が行われ、私は当選!、傍聴することができました。こんなに多いのは、ほとんどが教科書出版社の方だったためです。

採択にあたり、7月21日付で教科書選定委員会(20名)から答申が出されていました。答申では、各科目ごとに2社を選定、ただし、すべての教科書について総合所見がつけられていました。

会議では、各科目ごとに選定された2社の総合所見と他社の特徴が説明され、5人の教育委員から質問が出され、最後に、教育委員1名が「・・社にしてはどうでしょうか?」と推薦すると、他の委員が「異議なし」という手続きで、下記の通り、15種目(科目ではなく、正式には種目という)が決まりました。

なお、お昼の休憩をはさみ、採択が終了したのは午後2時でした。小学校の教科書は、今年度と同じものを使うことになっています。
一番審議時間が長かったのは、歴史、公民で、各22分かかりました。

<採択された教科書>
国語:光村図書 書写:教育出版 地理:東京書籍 歴史:教育出版
公民:日本文教出版 地図:帝国書院 数学:学校図書 理科:啓林館 
音楽(一般):教育芸術社 音楽(器楽演奏):教育芸術社 
美術:日本文教出版 保健体育:学研教育みらい 
技術家庭(技術分野):東京書籍 技術家庭(家庭分野):教育図書 
英語:三省堂

今日、明日と、総合センター1階の展示ホールで、「第26回平和展」が開かれています。朝一番に会場へ行き、特別展「戦場からの手紙」を見ましたが、胸が熱くなり、涙しました。また、お昼には戦中食の「すいとん」をしっかりいただきました。敗戦後60年以上がたちましたが、「戦争」を繰り返さないため、「平和展」は大切な取り組みです。明日は午後から、市内アマチュアコーラスグループによる音楽祭が開かれます。


8月3日 (水)   農林業活性化

午後2時から農林業活性化審議会が開かれ、傍聴しました。案件は農林業振興ビジョン改定に向けての課題についてでした。この間の国や府の動き、2010年度の農業センサスに基づいた高槻市の農業の現状、課題についての報告がありました。そして、委員から自由な発言、提案が続きました。
今日の議論を受け、次回には改定案が示される予定です。審議会はあと2回開き、その後、パブリックコメントが行われる予定です。

福島第一原発事故については、昨日、1号機排気筒付近であらたに毎時10シーベルトを超える場所や、1号機建屋内で5シーベルトを超える場所が明らかになっています。しかも、これらの数値は、測定器の限界値で、正確な数値はわからないというのです。3月12日に1号機のベントを行った際に、溶けていた核燃料や核分裂生成物が気体といっしょにとび出してきて、そこに付着しているのではといわれていますが、被曝すればただちに人が死ぬ数値です。何と恐ろしい事態でしょう。今日から福島第一原発の廃炉に向けての議論が原子力委員会で始まりましたが、途方もない年月とお金が必要で、かつ被曝の危険をともなった作業となります。原発はやめるべきです。


8月2日 (火)   スタジアム

「みんなのサッカースタジアムを高槻に!」の署名運動が行われています。締め切りは7月31日、目標は10万人以上とのことで、ガンバ大阪高槻後援会、(社)観光協会、高槻市サッカー連盟、高槻ライオンズクラブ、高槻城北通事業協同組合などが中心となっておられます。市民の方から、この間、私にもいろいろ問い合わせがありました。その多くは、京大農場「跡地」にサッカースタジアム建設をすると市は決めたのか、という内容でした。

今日は、ガンバ大阪の方がお二人来られ、無所属の高木議員、和田議員と私の3人でお会いしました。ガンバ大阪として、ホームグランドを高槻の京大農場「跡地」に建設したいということで、その趣旨説明でした。高槻市議会の各会派をまわられ、今日の私たちで、ほぼ終了とのことでした。
説明によれば、3万2000人以上収容できるサッカースタジアムを建設したく、高槻市の土地(京大からUR・都市再生機構を介して市が買う予定)に、民間が建設をし、建物を市に寄付、維持経費は市が負担するが、指定管理者としてガンバ大阪が管理を行い、経費はできるだけ押さえるとのことでした。

説明をお聞きし、ガンバ大阪として新しいホームグランドがほしいという理由はよくわかりました。しかし、その場所が京大農場「跡地」にというのは、高槻市民にはあまりにも唐突です。すでに市には申し入れていたとのお話でしたが、私が聞くのは初めてです。おそらく、農場周辺の皆さんにとっても、多くの市民にとっても初めての話のはずです。

この間、市は、京大農場「跡地」も含め、安満遺跡芝生公園として整備していきたいとしていました。では、具体的にどのような公園にするのか、公園の具体的な内容については、まったく何も議論していません。市は、京大農場「跡地」を買うのか、買うならその後はどのように利活用するのか、時間をかけ、市民参加で十分に議論をすべきなのです。手続きは重要です。
しかし、6月議会の議論では、京大農場「跡地」に関して、市は、早い時期に(9月議会かもしれない)なんらかの関連議案を出す予定とのことでした。関連議案がサッカースタジアム建設ありきの議案なら、これはあまりにも議会、市民軽視ではありませんか。
20年間議員をさせていただき、さまざまな公共施設の整備問題に直面しましたが、高槻のまちづくりの一大事業を、こんな唐突に市が提案、短期間に議会だけで判断するというのは、今までには考えられない事態です。議会としての権能も問われています。

なお、市がこの間に内部で検討してきた京大農場「跡地」の活用案(3案)については、6月議会では明らかにせず、8月5日(金)午前10時から開かれる史跡整備等特別委員会で、報告があります。なぜ6月議会で明らかにせず、8月の特別委員会なのか、私には納得がいかないことばかりです。


8月1日 (月)   発送完了

今日は、「わさび通信123号」の発送日でした。朝から入れ代わり立ち代わり事務所に駆けつけてくださって、無事に一日で発送作業を終えることができました。暑い中、おいで下さった皆様、ほんとうにありがとうございました。発送作業は、手と口をしっかり動かしての作業です。私にとっては、皆さんのご意見を伺う貴重な場にもなっています。こうしてご協力くださる皆さんに、感謝!感謝!感謝!です。
次は、いよいよポステイングです。ダイエットもかねて、しっかり汗を流します!

福島第一原発では、毎時1万ミリシーベルト(10シーベルト)という、とてつもない汚染があることが明らかになりました。7シーベルト浴びると死亡するいわれていますので、恐ろしい事態です。場所は1号機と2号機の建屋の間にある排気筒の下部で、原因は何かはっきりしていません。がれき撤去後の測定で判明したとのことですが、そうであるなら、まだまだほかにもこのような高濃度の汚染場所があるのかと思わざるを得ません。測定された方は4ミリシーベルトの被曝だったとのことですが、猛暑の中、重い防護服を着て、作業にあたられる労働者の皆さんのことを思うと、胸が痛みます。

この日記を書いているさなか、駿河湾で震度5弱の地震がありました。浜岡原発の近くです。毎日、地震情報が流れると、「どこだ?」と一瞬体がこわばります。今日は和歌山でも地震がありました。東海、東南海、南海地震が近づいているのではと、不安になります。いざという時に備えて、防災グッズをはじめ非常食の用意など、個人でできることを準備しておかなかればなりません。
 

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